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酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

エアロスミス来日公演 ~1988年6月その2~

パーマネント・ヴァケイション

新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1988年、私は就職して3年で退社、仕事もせずに新宿でバンド活動をしていたのだ。
この頃はMGと言うバンドに参加していた。

 

1988年 6月23日 エアロ 武道館
エアロスミスの来日公演だ。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

俺は、エアロスミスがこんなに長続きするバンドになるとは思っていなかった。
初めは、そのうちに消えるバンドの一つなのだろうと考えていたのだ。

高校生で初めて聴いたエアロスミスの曲は「Dream On」だった。
スティーヴン・タイラーの哀愁のある声が印象的だった。
だがこの時には、どうせアルバム2、3枚で消えて行くだろうと思っていたのだ。

野獣生誕[エアロスミス][LP盤]

野獣生誕[エアロスミス][LP盤]

 

 

さらに彼らは、一枚目より二枚目と進化を見せて行く。

飛べ!エアロスミス

飛べ!エアロスミス

 

 
そして、三枚目で闇夜のヘビーロック。

闇夜のヘヴィ・ロック

闇夜のヘヴィ・ロック

 

 
俺の考えが完全に違っていた事を思い知らされた。

更に彼らは走り続け、メンバーを一人も変えずに今も現役でロックしている。
(途中、ジョーペリー、ブラッド・ウィットフォードが抜けた事もあったが。)
ローリングストーンズでさえ、ベーシストはサポートメンバーに変わっている。
完全に俺の見当違いだった。


そんなエアロスミスが、今回はアルバム「パーマネントバケーション」からのヒット曲、「エンジェル」を引っさげての来日だ。
この曲は、ご存知の通り、映画アルマゲドンのエンディングテーマに使われ、スティーヴン・タイラーの娘まで映画に出演して話題となった。
そのアルマゲドンの熱の冷めぬ間に日本の地に降り立ったのだ。

 来日したのはオリジナルメンバーの5人。
スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー、ブラッド・ウィットフォード、トム・ハミルトン、ジョーイ・クレイマー。

パーマネント・ヴァケイション

パーマネント・ヴァケイション

 

 武道館公演が始まった。
さあ、その勇姿を見せてくれ。
そこには変わらぬ5人の姿があった。

オープニングは、「Rats In The Cellar」。
2曲目は「Toys In The Attic」。
序盤は、昔の曲から入って来やがった。
相変わらずジョー・ペリーはカッコイイ。
トム・ハミルトン、ジョーイ・クレイマーの堅実リズムセクションも健在だ。

そして、中盤に最新ヒット曲エンジェル。
バラードのスティーヴン・タイラー本領発揮だ。

アンコールは「Walk This Way」。
邦題は「お説教」って言うの知っていた?
エッチの事は、お姉さんの言う通りにしなさい、と言う意味らしい。
スティーヴン・タイラー先生、勉強になります。


セットリスト

1 Rats In The Cellar
2 Toys In The Attic
3 Same Old Song And Dance
4 Somebody
5 Big Ten Inch Record
6 Lightning Strikes
7 Rag Doll
8 Hangman Jury
9 Permanent Vacation
10 Angel
11 Back In The Saddle
12 Reefer Head Woman
13 Magic Touch
14 Last Child
15 Mama Kin
16 Draw the Line
17 Heart's Done Time
18 Walkin' The Dog
19 Dream On
20 Sweet Emotion

アンコール:
21 I'm Down
22 Train Kept A-Rollin' [Tiny Bradshaw]
23 Dude (Looks Like A Lady)
24 Walk This Way


ーつづくー