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酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

スコーピオンズ日本公演 ~1991年12月その1~

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新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1991年、私は「伊太地山伝兵衛商会」と云うバンドに参加していた。

 

1991年 12月5日 スコーピオンズ
スコーピオンズの来日公演だ。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

スコーピオンズが日本武道館にやって来た。
高校生の頃から、ちょっとマイナーなジャーマンロックの雄「スコーピオンズ」のファンだった。
哀愁を帯びたメロディー。
ファルセットの効いたクラウスマイネのボーカル。
ギターのルドルフ兄さんとマティアス・ヤプスが並んで体を揺らす「蠍フォーメーション」。
発売禁止になったレコードジャケットなど。
全てが暗黒のジャーマンロックなのだ。


スコーピオンズを見るのは初めてではなかった。
「スーパー・ロック '84 イン・ジャパン」以来2回目だ。

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真夏の西武球場は茹だるような暑さだった。
まだ西武球場はドームではなく、直射日光が照りつけていた。
この時、チケット代でお金を使い果たし、電車賃の他は500円しか持っていなかった。
オープニング前に、ビールを一杯買って、一文無しになった。
もう一杯ビールが飲みたかった。
しかし、飲んでしまうと歩いて帰るはめになる。

俺が観に行った8月11日の公演は、スコーピオンズや MSG、ホワイトスネイクが出演した日だ。
印象的だったのは、オープニングアクトの「アンヴィル」だった。
気迫あふれた演奏は、今も記憶に残っている。
その後に「ボン・ジョヴィ」が出演。
初来日の彼らは初々しく、ジョン・ボン・ジョヴィがPAのスピーカーによじ登って歌っていたのを覚えている。

そして「スコーピオンズ」の登場だ。
相変わらずの蠍フォーメーションは見ごたえ充分。
昼から始まったフェスは、まだ明るかった気がする。
特筆すべきは、次に出演したMSG の「ドクター・ドクター」の演奏の時に、スコーピオンズのルドルフ兄さんとクラウス・マイネが加わり、シェンカー兄弟の競演が観られた事だ。

そして、トリを飾るのは、ホワイトスネイク。
この頃からやっと暗くなってきた。
この時のドラマーはコージー・パウエル、ギターはジョン・サイクス。
今思うと、何と豪華な出演者であろうか。

 

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さて、今回の「スコーピオンズ」公演は日本武道館。
席はもちろんアリーナ席。
友人と、今か今かと開演を待った。

 

クレイジー・ワールド

クレイジー・ワールド

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一曲目は、最新アルバム「クレイジー・ワールド」から「Tease Me,Please Me」。
ギターにドラムのリズムが加わると、ルドルフ兄さんとマティアスが並んでズンズン跳ねて出てくる。
この二人は、息がぴったりで可愛い。
その後、ヒット曲「Blackout」で中盤のピークをむかえる。

アンコールは、日本語の「荒城の月」で大歓声だった。
最後は、お決まりのルドルフ兄さんとマティアス・ヤプスの蠍フォーメーション。
クラウス・マイネのマイクの投げ縄パフォーマンスで終了。


(セットリスト・91年12月5日 日本武道館)
Tease Me,Please Me
Lust Or Love
Bad Boys Running Wild
Make It Real
Hit Between The Eyes
Wind Of Change
I Can’t Explain
Don’t Believe Her
Rhythm Of Love
Coast To Coast
Can’t Live Without You
Blackout
Dynamite
Holiday
(ENCORE)
Big City Nights
荒城の月~Still Loving You
Rock You Like A Hurricane

(SCORPIONS 91‘来日公演日程)
12月3日 仙台サンプラザ
12月5日 日本武道館
12月6日 名古屋市公会堂
12月7日 大阪フェスティバルホール


ーつづくー