Web
Analytics

酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

KISS武道館公演 ~1988年4月その4~

f:id:sakenomi_oyaji:20201225230934j:plain

新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1988年、私は就職して3年で退社、仕事もせずに新宿でバンド活動をしていたのだ。
この頃はMGと言うバンドに参加していた。

 

1988年 4月21日 KISS 武道館
何度も見たKISS。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

外タレは高校生の頃から数々見てきた。
その中でも、レインボーと並んでKISSを多く見ている。
この時のドラマーは、エリック・カーだった。
彼は残念ながら若くして死んでしまった。
背の小さな愛されキャラで歌がうまかった。
ドラムにカタカナの「カ」と書いてあるのが可愛い。


今回の武道館の席はアリーナではなく1階のスタンド席だった。
それもステージの裏手だ。
普通の人ならば嫌がるこの席は、俺にとっては特等席だった。
なぜなら、ドラムが後ろから丸見えなのだ。
実際、エリックがツーバスを左足から踏むのがハッキリ見えた。

ライブの始まる前は会場内がザワザワとしている。
そして突然照明が消え、ウワーっ。と大声援。
この瞬間が大好きだ。
鳥肌が立つ。

マグネシウムが炸裂し演奏が始まる。

1曲目は予想外にラブガン。
えっ、デトロイトロックシティじゃないのか。
2曲目はコールドジン。
3曲目以降は、懐かしの名曲とクレイジーナイトツアーと銘打った新曲を合わせて演奏した。

クレイジー・ナイト

クレイジー・ナイト

  • アーティスト:キッス
  • 発売日: 2012/01/18
  • メディア: CD
 

 そして中盤にはメンバーそれぞれのソロのコーナーがあるのだ。

エリック・カーのドラムソロは、小口径のタムタムとを多用したメロディックなパーカッションで始まる。
その後ツーバスでリズムを刻みながら段々速くなって、最後に腕を振り上げ椅子の上に仁王立ち。
同時にマグネシウム バーン。

f:id:sakenomi_oyaji:20201226000209j:plain

カッケー。

 

しかし、KISSはベースソロが一番の見ものだ。
ジーンシモンズは、斧のベースを振り回す。
悪魔ブーツで動き回り、観客を煽る。

f:id:sakenomi_oyaji:20201226000234j:plain

カッケー。

 

胸毛をはだけたポールスタンレーの空中パンチ、空中まわし蹴りも決まった。

f:id:sakenomi_oyaji:20201226000303j:plain

カッケー。

 

そして、このツアーで特筆すべきは、ノーメイクである事。
メイクをしない事で、ビジュアル系ではなく、本物のロックバンドである事を主張しているのだ。

最後の曲、シャウトイットラウドが終わり一度引っ込む。

アンコール、アンコールの大合唱。
どうせ出てくるのに焦らしやがって。

やはり出てきやがった。
ストラッター、ロックンロールオールナイトとアンコールが続き、これで終わりかと思った時。

うおおお。
やらないと思ったら、アンコールの最後にデトロイトロックシティ。

デトロイト・ロック・シティ

デトロイト・ロック・シティ

  • 発売日: 2014/06/02
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 速いっ、速いぞ。
この曲はいつもレコードの1.5倍位ライブは速い。
ライブ感を出しているのか、走っているのかわからないほど突っ走る。

ダメ押しにジーンシモンズが炎を吹いて終了。


いつもKISSは最高に楽しませてくれる。
今回も良かった。

 

※追記
メンバーを変えながらもバンドを続けてきたポールとジーン。とうとう引退らしい。残念だ。


Kiss Crazy Nights Tourのセットリスト

1 Love Gun
2 Cold Gin
3 Bang Bang You
4 Calling Dr. Love
5 Fits Like A Glove
6 Crazy Crazy Nights
7 No, No, No
8 Reason To Live
9 Heaven's On Fire
10 War Machine
11 Tears Are Falling
12 I Love It Loud
13 Lick It Up
14 Black Diamond
15 I Was Made For Lovin' You
16 Shout It Out Loud

アンコール:
17 Strutter
18 Rock And Roll All Nite
19 Detroit Rock City


ーつづくー