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酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

平塚レコーディング ~1991年1月その3~

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新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1991年、私は「P-MACHINE」と「伊太地山伝兵衛商会」を掛け持ちして活動していた。

 

1991年1月16日~18日平塚レコーディング
伝兵衛商会のデモテープの収録だ。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

3日間、平塚でデモテープ作りの為の合宿を行った。
1日目は、伝兵衛さんの家で軽く音合わせ。
2日目以降は、「マハリタマハリタ」で録音した。
開店前の昼間に行って、店に置いてあるドラムにマイクを立てて、8トラックテープの一発録りだった。
このテープは捨てていないと思うので、家の何処かにあるはすだ。

録音した曲は、

「ウエスが聴こえる」
「レディフォーセール」
「風が吹く街」

だったかな。

伝兵衛さんは、昔から使い慣れたアナログな機材を使っていた。
ミキサーとかもTEACかROLANDの小さな物を使っていた。
これは、ライブのステージでも同じだった。

使用していたエレアコのスーパーアダマスは、電気出力をシールドでアウトプットする。
ギターと歌とのバランスを手元で調整したかったのだと思う。

 

あと思い出すのは、ボサノバ調のふわふわした新曲をやったと思う。
色々な教本やリズムパターンを調べて研究した思い出があるからだ。
まず、参考にするのは、
「モダン・ドラマーの手引」
この本を一番よく読んでいた。

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バ-クレー音楽院のアラン・ドーソンが書いた教則本で、ドラマーに必要な心得と様々なリズムパターンが書いてある必修本だった。
彼に師事したドラマーは、トニ-・ウイリアムス、ハービー・メイソン、ヴイニー・カリウタ、ステイーブ・スミス、ケニー・アーノフ、シンデイ・ブラックマン等。
たくさんの有能なドラマーを世に送りだした。

 

ブラシも勉強して、エド・シグペンの教則本で練習した。
「The sound of Brushes」

The Sound of Brushes

The Sound of Brushes

  • 作者:Thigpen, Ed
  • 発売日: 2000/03/01
  • メディア: ペーパーバック
 

 この本は、ブラシのパターンが印刷されていて、カセットテープを聞きながらそれをなぞると云う物だった。
俺は、必要なページをコピーして、スネアドラムに貼って練習した。

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この本は今でも手元にある。
ユーチューブやDVDで実際の演奏が見られる現在が羨ましい。

 

他には、手の練習用は、
「STICK CONTROL」

Stick Control for the Snare Drummer

Stick Control for the Snare Drummer

 

 手足のコンビネーションは、

「4-WAY COODINATION」

4-Way Coordination: A Method Book for the Development of Complete Independence on the Drum Set
 

 などの教則本で練習していた。


しかし、どれも紙ベース。
とってもアナログな時代だった。


ーつづくー