Web
Analytics

酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

ブラシコレクション ~1991年5月その10~

Satisfy ドラム ワイヤーブラシ 収納式 ドラムブラシ コンパクト

新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1991年、私は「伊太地山伝兵衛商会」と云うバンドに参加していた。

 

1991年
5月22日 横浜バディ 18:00入り
5月24日 吉祥寺曼陀羅 17:00入り
関西ツアーから帰った後のライブだ。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

関西ツアーから帰ってから一週間後に、横浜バディと吉祥寺曼荼羅に出演している。

伝兵衛商会では、吉祥寺曼荼羅に出演した事がないと思うので、違うバンドで出演していたのかもしれない。


伝兵衛商会での演奏は、5月の関西ツアーでライブ経験を重ねた事で、かなり良くなっていた。
何より、俺がブラシの演奏に慣れたのが大きかった。
もう殆どスティックを使う事は無くなっていた。(使うのはボサノバ位かな)
この頃になると、スティックケースには常に10本くらいのブラシが入っていた。


今も当時のままケースに残っているブラシを、引っ張り出してみよう。

・まずは、パールの振出式ナイロンブラシ。

f:id:sakenomi_oyaji:20210617134057j:plain

一番始めに使ったブラシだ。
学生時代に、つのだ☆ひろさんのドラム教室で使ったモデルで、これは2本目の物だ。
安くて、初心者の練習用には最適だ。
何故なら、下手くそでもブラシの先が曲がらないからである。
ワイヤーブラシは先が曲がり易く、慣れないとブラシをダメにしてしまうのだ。
これを使って、新聞紙で練習したものだ。


・次は、VIC FIRTH(ヴィックファース)の振出式ナイロンブラシ。

f:id:sakenomi_oyaji:20210617134125j:plain

赤いブラシがカッコいい。
これは、つのだ☆ひろさんが使っていたので、真似をして買った物だ。
結構値段が高かった記憶がある。
ブラシの一本一本が細く、本数も多いので、滑らかな音が出る。
これは、スローな曲に使っていた。(湘南レイニーブルース等)


・その次は、LP(ラテンパーカッション)の振出式ナイロンブラシだ。

f:id:sakenomi_oyaji:20210617134205j:plain

ブラシ一本一本が、太くて硬くコシがある。
タップやアクセントで強く叩くのに適している。
REGAL TIP(リーガルチップ)のブラスティックを使う前は、ハード系はこれがメインのブラシだった。
繊細さには欠けるが、折れにくい。


・一番使うのは、REGAL TIP(リーガルチップ)のワイヤーブラシだ。

f:id:sakenomi_oyaji:20210617134235j:plain

ブラシに慣れてからは、このブラシ一択であった。
ブラシの先をあまり出さなければ、スティックの様なロールが出来る。
ここぞと云う時は、リムショットも使える優れ物である。
持ち手の丸い部分では、シンバルレガートも。
万能で使い易いお勧めのブラシだ。
メインブラシとして使っていたので、スペアを数本持っていた。
先が曲がると、ツアー中にリペア出来ないからである。


・最後は、REGAL TIP(リーガルチップ)のブラスティック。
ブラシとスティックが合体した物だ。
先は、竹ひご状のナイロン、持ち手はスティックである。
スティック代わりに、音量を押えたエイトビートの曲(レディフォーセール、天国行きのバス等)を叩くのに使っていた。
スティックとブラシのあいの子で、音量を減らしながらも、スティックの様な叩き方が出来る。

初めに買ったのが、柄の部分がプラスティックのタイプ。

f:id:sakenomi_oyaji:20210617134258j:plain


次に買ったのが、柄の部分が木のタイプ。

f:id:sakenomi_oyaji:20210617134322j:plain

これは、ひっくり返せば、柄の部分で大きな音を出す事も出来るので、メインに使っていた。


とにかく、ブラシの練習に明け暮れた時期だった。
映像が少ない時代だったので、レコードを聴きながら、音を真似ていた。

唯一持っていたビデオは、デイブ・ウェックルとステーブ・スミスの教則ビデオくらいだった。
このビデオを擦り切れるくらい見て勉強したものだ。
ユーチューブ世代が羨ましい。

 
伝兵衛商会は、6月に再び神戸に行く事が決まっていた。
伝兵衛さんは、とにかく先のスケジュールを押さえるのが速かった。
流石、元ヤリ手の銀行マン。

 


ーつづくー