GROOV'N ～1988年9月その1～

新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1988年、私は就職して3年で退社、仕事もせずに新宿でバンド活動をしていたのだ。
この頃はＭＧと言うバンドに参加していた。

1988年9月17日　GROOV'N 新宿ロフト
GROOV'Nのライブだ。
ん？あああ思い出した。時を戻そう。

 新宿ロフトにGROOV'Nを見に行った。
この日は土曜日の夜だ。
半分は打ち上げが目当てだったろう。

GROOV'NはＡＲＢのドラマー「キース」が中心となり集まった音楽ユニットである。

親孝行

 どうせロフトで飲んでいるうちに、皆で楽しそうな事を思いついたに違いない。
GROOV'Nと言うバンド名としては、おそらくこの日が初めてのライブだったのではないかと思う。
メンバーは
vo.shy/g.藤沼伸一/key.野島健太郎/sax.ヒロイ/b.寺岡信芳/per.小林高夫/Dr.キース
元ハートビーツ、アナーキー、ＡＲＢ等の仲良しグループだ。
自分のバンドでは出来なかった事を、好きなようにやりたい、と集まったメンバーだ。
音はもちろんロックンロール。
キースと寺やんのリズムセクションも初めて見る組み合わせだ。
シンプルでいて弾けている。
コバンがパーカッションというのも面白い。
shyのバター臭い歌声も合っていた。

ライブ後、打ち上げに参加したのは言うまでもない。

この後、暫く鳴りを潜めていたGROOV'Nだが、メンバーの還暦祝いライブなど、理由を付けては集まり今も現役バリバリである。

いい歳して、ロックンロールなんて言う人もいるだろうが、いい歳にならないと出せない音もあるんだぜ。
なんて言っているかの様なGROOV'Nの音楽。
もう若くないんだから、休み休みやってくれ。
これからも、皆がやりたい時にやればいいんじゃないかな。

現在のメンバーは、vo.shy(ex.ハートビーツ)/g.古見健二(ex.彩風)/b.寺岡信芳(アナーキー)/Dr.キース(ex.ARB)。
shyはGROOV'Nでの活動の他、現在ソロで「shy R＆R 独り旅」と称して、全国をアコギ、ウクレレでライブして周っているらしい。
近くに来たら、久々にロックンロール親父の生き様を見に行きたいものだ。

頑張り過ぎずに頑張れよ、親父達。

ーつづくー