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酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

ローリングストーンズ初来日 ~1990年2月~

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新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1990年、私はバイトをしつつ、バイト仲間と「P-MACHINE」と言うバンドで活動していた。

 

1990年2月23日 ローリングストーンズ 東京ドーム
ローリングストーンズ初来日だ。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

日本でローリングストーンズを観れる日が来るとは思っていなかった。
高校時代の友人は、アメリカまで観に行ったほどだ。
日本に来る来るとの噂が絶えなかったが、この年に本当にやって来た。

1990年。スティール・ホイールズ・ツアー。ストーンズ待望の初来日である。

スティール・ホイールズ(SHM-CD)

スティール・ホイールズ(SHM-CD)

 

  東京ドーム10日公演のうち2月23日のチケットが手に入った。
席はアリーナの後ろの方だつた。

水道橋駅からすごい人ごみである。
ダフ屋のおじさんが、チケットを買うよ、などと話かけてくる。
それを無視して、東京ドームに向かった。
ドーム入口前のテントでグッズを販売していた。
早速パンフレットを買おうとしたが、すごく並んでいる。
尋常ではない列が出来ていた。
並んでいては、本番が始まるかもしれない。
パンフレットを諦め、ドームに入った。
もっと早く来れば良かった。
一生の不覚であった。


売店で紙コップのビールを買って、コンサートが始まるのを待つ。
外野の真ん中に巨大なステージが見える。
スモークであたりが煙って見えた。

すると突然客電が落ちで、「スタートミーアップ」が始まる。

大歓声だ。

ステージでは、5人の親父達が躍動している。
本物のローリングストーンズがそこにいる。
客はもちろん総立ちだ。

立て続けに「ビツチ」。

往年の名曲が続く。
俺の隣のサラリーマンは、泣きながら歌っていた。
もちろん、俺もだ。

中盤で、「ホンキートンクウイメン」が始まると、
ステージの上手下手から、風船の巨大人形が膨らんで出現した。
上手がアンジー、下手がルビーちゃんだ。
アンジーは煙草を吸っている、ルビーちゃんはうんこ座りをして揺れていた。


俺は結構外タレを見てきたが、これほど観客が盛り上がったステージを観た事がない。
若者から中年の親父まで、皆が大合唱をしていた。
俺も帰る頃には喉がつぶれ、ガラガラ声になっていた。


アンコールで「ジャンピンジャックフラッシュ」。
ストーンズの5人は疲れを知らないかの様に、最後までロックンロールをぶっ続けた。


帰り道は上気して火照った体を冷やす為に、冬なのに上着を着ずに半袖で駅まで歩いた。
電車が混んでいるので、水道橋の餃子の王将の2階で生ビールで乾杯した。
興奮が冷めやらず、皆で感想を語り合った。
最高に良き日であった。

  

The Rolling Stones
Steel Wheels Japan Tour '90

セットリスト

01 Start Me Up
02 Bitch
03 Sad Sad Sad
04 Harlem Shuffle
05 Tumbling Dice
06 Miss You
07 Ruby Tuesday
08 Play With Fire
09 Rock And A Hard Place
10 Mixed Emotions
11 Honky Tonk Women
12 Midnight Rambler
13 You Can't Always Get What You Want
14 Can't Be Seen
15 Happy
16 Paint It Black
17 Light Years From Home
18 Sympathy For The Devil
19 Gimme Shelter
20 It's Only Rock 'N' Roll (But I Like It)
21 Brown Sugar
22 (I Can't Get No) Satisfaction

アンコール
23 Jumpin' Jack Flash


ーつづくー