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酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

ホワイトスネイク武道館公演 ~1990年9月その2~

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新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1990年、私はバイトをしつつ、バイト仲間と「P-MACHINE」と言うバンドで活動していた。

 

1990年9月26日 ホワイトスネイク武道館
ホワイトスネイクの日本公演だ。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

ホワイトスネイクを見に日本武道館へ行った。
89年から90年は、ホワイトスネイクの一番カッコよかった時期である。

今回の「スリップ・オブ・ザ・タング」ツアーの来日メンバーは、
デヴィッド・カバーデイル(Vo)
ステーブ・ヴァイ(Gt)
エイドリアン・ヴァンデンバーグ(Gt)
ルディー・サーゾ(Bs)
トミー・アルドリッジ(Dr)
の5人である。

前作「サーペンス・アルバス」では、ブルースからハードロックへの路線変更が大成功をおさめた。

  何と言っても、生きのいいギタリストのヴィヴィアン・キャンベル、エイドリアン・ヴァンデンバーグのツインギターとルックスが話題を呼んだ。
若いメンバーに囲まれたデヴィッド・カバーデイルも公私共に絶好調。
この頃、何度となくテレビで流れたMTVでは、ガールフレンドのタウニー・キティンを出演させ、カバーデイルのロックボーカリストとしての男のセクシーさを際立たせていた。
黒マントで揃えたメンバー達も、カッコよかった。


その後、ヴィヴィアン・キャンベルが方向性の違いから脱退。
代わりにステーブ・ヴァイが参加した。
ステーブ・ヴァイ加入後のアルバム「スリップ・オブ・ザ・タング」は、華やかさよりも、テクニカルなハードロックになった。

 決してステーブ・ヴァイのギター嫌いではないが、どうしても弾きすぎてしまう。
そしてゴタゴタは続き、今回の公演でホワイトスネイクは正式に活動停止を発表、事実上の解散コンサートとなってしまった。

しかし、リズムセクションは、トミー・アルドリッジ(Dr)とルディー・サーゾ(Bs)の、オジー・オズボーン以来旧知の組み合わせだ。
勤勉な二人のリズムは力強く、ボーカルを邪魔しないで心地よい。
オジー・オズボーンは、若い才能を発掘する天才だが、デヴィッド・カバーデイルも真似たのだろうか。
堅実なリズムセクションにカッコいいギタリストがいるバンドは、間違いなく売れる。

思惑通りに売れていただけに、解散は残念であった。

絶好調のホワイトスネイクの見納めだった。

 

セットリスト

01 Slip of the Tongue
02 Slide It In
03 Judgement Day
04 Slow an' Easy
05 Kittens Got Claws
06 Adagio for Strato
07 Flying Dutchman Boogie
08 Is This Love
09 Cheap an' Nasty
10 Crying in the Rain
11 Fool For Your Loving
12 Soldier of Fortune [Deep Purple]
13 For the Love of God
14 The Audience Is Listening
15 Here I Go Again
16 Kimigayo
17 (メドレー)
Bad Boys
Children Of The Night
18 Ain't No Love In The Heart Of The City [Bobby"Blue"Bland]
19 Still Of The Night


ーつづくー